第9回 東京フィルメックスにて上映されました
2008 / 12 / 02 ( Tue ) ![]() 東京フィルメックスの特別招待作品として 「愛のむきだし」が上映されました。 上映に先立ち、特設会場では「『愛のむきだし』を楽しむために」と題して、 園監督と、作品にもゲスト出演されている社会学者の宮台真司さんによるトークショーが行われました。 会場は座席数が限られているため、壁際には座れずに立ち見のお客様もいらっしゃり、会場内はぎっしり。 改めて、本作品における注目度の高さが伺えます。 10分遅れで始まったトークショーでは、宮台さんの社会学的鋭い視点により、園監督が描くべくした作品の核心部分が、少しずつ露わになっていきます。 現代の日本におけるこの作品の意味が、分かったような気がしました。 トークイベント後は、間をなくして舞台挨拶が行われました。 順に舞台上に登壇する出演者のみなさん。 大歓声の中、西島隆弘さんを中心に、園監督、満島ひかりさん、安藤サクラさん、渡辺真起子さんが並びます。 一人ひとりから、会場にいらしてくださったお客様に向け、挨拶の言葉が述べられました。 全員が本当に笑顔でこの日を祝い、皆さんにお届けできる喜びを言葉にしていました! 10分ほどの舞台挨拶が終了し、いよいよ待ちに待った上映スタートです。 観客席からは笑いあり、泣きあり、それぞれ前代未聞の237分間を楽しんでいただけたようです。 4時間近い長時間が、あっという間に過ぎていきました。 上映終了後は、拍手喝采、大歓声の中、再度園監督が登壇し、観客とのティーチインが行われました。 中には、「園監督、大好きです!!」と興奮気味に告白される方もいて、会場内はヒートアップ。 園監督もいつになくご機嫌な様子で、ファンの皆さんとの時間を楽しんでいるようでした。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました! 来年の公開も、引き続き楽しみにしていてくださいね! スポンサーサイト
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プロダクションノート 最終回
2008 / 04 / 18 ( Fri ) 出演者の皆さん、スタッフのみなさん、エキストラに参加していただいた皆さん、
本当に本当に、お疲れ様でした。 撮影の様子を追ってきたプロダクションノートはここでひとまず終了です。 今後は、後日談や完成までのお話を載せていこうかと思っています。 まだまだブログは続いていきますので、 今後も応援、お付き合い、よろしくお願いします! |
2007.12 第二十四回目 撮影 木更津⑥
2008 / 04 / 18 ( Fri ) ![]() と、尾上君がいきなり走り出し、自ら雨の中に飛び込んでいきました! 「スゲー。。」残った3人はそれを見ながらも、自分には無理だ‥といって、 ストーブの前でスタッフさんの振り掛ける霧吹きに身を任せます。 2、3分して、尾上君がガタガタ震えながら戻ってきました。 「‥さみぃっ!!」 いっせいにみんなで取り囲み、尾上君の全身をタオルで拭き取り乾かします。 「まったくオマエは‥。」そう言って、笑いあう4人。 どんな辛さも笑顔で吹き飛ばしてしまう仲間の絆の強さに、 ここへきて今日で撮影が終わりだということを実感して、 なんだか寂しい気持ちになりました。 その後間もなくして撮影開始。 雨の夜道を4人で走り回り、無事、撮影を終えました。 戻ってくるや否やストーブの周りで体を温める4人。 ガタガタ震えながらも、撮影を終えた充実感で、 西島君、永岡君、尾上君、清水君、みんなの笑顔が輝いています。 そう、ついに長い長い撮影期間を終え、クランクアップしたのです! |
2007.12 第二十三回目 撮影 木更津⑤
2008 / 04 / 08 ( Tue ) ![]() 最後のシーン撮影が行われました。 ここで撮影をするのは、雨が降る夜道のシーン。 撮影のために外に出ると、知らないうちにパラパラと雨が降り出していました。 「雨のシーンだし、ちょうどいいね。はは。」などと笑い合っていたのもつかの間、 雨の勢いはどんどん強まり、周囲の空気は急激に冷え込んでいきます。 けれど、そんなことも気にせず、雨の中に飛び込んでいくスタッフの皆さん。 顔色一つ変えずに準備をしていきます。 体感温度は相当下がっていることでしょう。 考えただけでも身の毛が弥立ちます。 そこへ、出演者の西島君、永岡君、尾上君、清水君がやってきました。 撮影するシーンは、傘一つ持たずに雨の中を走りまわる場面。 ただでさえ薄着の衣裳なのに、この雨の中に飛び込んでいかなければならないなんて。。 どうやら今回は、最後の最後で一番厳しい撮影環境となりそうです。 でも、逆に気合が入るっ!と意気込む4人。 建物の中では、ストーブを焚き、大量のタオルを用意し、 いつでも駆け込めるように準備をしておきます。 とはいえ、撮影の前にも、事前に体を濡らしておかなければならず、 霧吹きを使って髪の毛や全身に水を掛けていきます。 ビクビクしながらも少しずつ水に浸っていく4人。 やはり息も白く、肩を震わせ相当冷たそうです。。 (製作日誌 第二十四回へ続く) |
2007.12 第二十二回目 撮影 木更津④
2008 / 03 / 24 ( Mon ) ![]() 次のシーンは、同じスタジオの中の別の階での撮影です。 撮影準備が終わったようなので覗いてみると、 そこには3つの椅子と、少し離れたところに長机が向かい合って置かれ、 さらにはその周りに、たくさんの椅子、いす、椅子。。 何か特別な会場のようですが、こんなに薄暗い会場、滅多に見たことがありません。 こんな中で繰り広げられることといったら‥ なんだか不気味な空気が漂っています。 撮影現場にやってきたのは、西島君を含めた3人の出演者たち。 それぞれ、黄、青、赤の衣裳を身につけています。 会場が薄暗いため、それらの衣裳が鮮明に浮き上がり、 不気味な雰囲気の中、絶妙なコントラストが浮かび上がります。 西島君は一番右の赤いジャケット姿。 皮のジャケットを、スタイリッシュに着こなしています。 その隣、青い衣裳を身に着けているのは‥? 撮影最終日の、ちょっとしたサプライズになりました。 一方で、対する向かいの机には、5人の役者さんが並びます。 こちらもそれぞれ癖のある特徴的な役者さんばかり。 これは一見したところ、何かの面接会場という設定に思えます。 とすれば彼らが面接官ということでしょうか? 謎だらけの怪しい雰囲気の中、 相変わらずテンションの高い園監督と、 気持ちの高ぶるスタッフの方々が一丸となり、撮影が行われました。 いよいよ次は、撮影最後のシーンです! |